ドクター紹介
Doctor Introduction

私は正直、学生時代は自分が歯科医師としての道に進むと思っていませんでした。しかし成り行き上歯科医師となってしまいました。（誤解を招く表現かもしれませんが、事実として申します。）
歯科医療の担い手としての日々は、かつて自分が思い描いていた未来像とは異なっていたものの、後戻りはできないという覚悟を心に持ちつつ、現状に自分を適応させようとしていく毎日でした。もし、学生の頃本当に思い描いていた未来像通りの自分になっていたら、と意味のない考えを巡らしたりもしました。時間は戻って来ないという当たり前の真実を否定したくなった時もありました。

そのような中で、まだ経験の浅い自分の治療技術ではありましたが、患者さまからの「痛みが取れて良かった」「綺麗になった」といった言葉が自分の背中を押す原動力となりました。
歯科医師という人生も悪くないのではないかと思わせてくださったのは、患者さまだという紛れもない事実。まさに「医師が患者を救っているではなく、医師が患者に救われている」そのものです。
それからは徐々に自分の意識は変わっていきました。もっと良い医療を提供できるよう、インプラントや矯正などの治療技術の習得にも努めました。
今でも、どのようにすればもっと痛みの少ない治療ができるかなどを考える日々を過ごしています。歯科医師としての道は間違っていなかったと、自信をもって過去の自分に言いたいと思っています。

副院長　三木　真人